鈍感さんに恋をした。
でも...いきなり行っても、拒絶されるのはわかってる。
だから、いきなりは行かない。
もう少しだけ、我慢して待っててみようと思う。
「莉愛、ファイトだよ!」
「そうそう、頑張って!!」
麻琴と楓に応援されて、あたしはすっごい嬉しくなった。
あたし、2人と友達、いや、親友で、本当に良かったな………。
2人とはなんだかんだあったけれど、一度だって絶交までいく事はなかった。
それは、他の誰でもなく、紛れもなく、目の前にいるこの2人のお陰で。
湯河原センパイの事でくじけそうになったあたしを、支えてくれたのはこの2人。
だからあたしも、ちゃんと2人を支えられるようにしたいな。
湯河原センパイも、少し待っていて…。