ひなた
今日は五時間で終わり、
放課後はいつも行くところがある。
昔見つけた秘密基地。
空家だ。
山の登った先にあるから、人もあまり来ないし
10年間壊されなかったのが不思議なくらいだ。
そこで毎日夜まで寝ている。
家に帰ったらうるさい親と小悪魔…いや、悪魔が待っているから。

いつものように携帯でLINEを返したりひっぱりなんちゃらのゲームをやって、
暇になったら寝ている。

でも、今日は違った。

お風呂場から鼻歌が聞こえた。

「ふふんふふんふ~ん♪」
「…!?」

ガラッ

お風呂の扉が開く音がした。

どんどんこっちへ近づいてくる。

「…!隠れなきゃ!」
とっさにハシゴから屋根裏に行こうとする。
でもその時足が滑った。

「 !  まずい!!」

ガラガラガr…

「!!」
「あっ…」

「え…お前………ひなた…?」

「ハル…くん…?」
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