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衝撃の事実

空は快晴。雲一つ無い青空が広がっていた。

いつもは、そんな空を眺める余裕があったのだが生憎、今日はそんな暇はない。

俺達、文化祭委員は佐久良高に来てくれたお客達の対応に追われていた。

文化祭委員は六人が待機している。

さすがに文化祭を楽しめないのは苦痛なので午前・午後で仕事を分けた。

俺、令志、桜花は午前中に働くので午後は思う存分遊べる。

B組の喫茶店は大丈夫なのかな…?

『えーとね、あのメニュー全部作れるのは私と美紀しかいないんだ。だから足は私忙しくなっちゃうと思うんだ……』

昨日帰っていた時に百合菜ちゃんが言っていた言葉を思い出す。

迷惑な客とかは来てないのかな?

俺は文化祭実行委員としての仕事に追われつつもクラスの心配もしていた。
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