From..
今日は12月20日。昨日一昨日とお見舞いに行けなかった俺だが、ようやく時間が取れた。
皆でお見舞いに行くものの、その日紫音はずっと眠っていた。
別れの日は刻一刻と迫っているのに……。
俺はやるせない気持ちでいっぱいだった。
俺はその日、家に帰った後、中学時代の卒業アルバムを手に取った。
「雅也……あいつ今と全然変わんないな」
写真の中の雅也は、ぎこちなく笑っている。どこか、あどけなさが残る雅也の顔。
今も昔も全く変わらない変わらないこと…。それを俺は一番望んでいた。
ずっと皆で馬鹿やって、いつまでも笑いあえる。
そんな当たり前のことが幸せなんだと今の今まで俺は気付かなかった。
なぁ……紫音。
お前は俺達の『約束』を破るのかよ…。
皆でお見舞いに行くものの、その日紫音はずっと眠っていた。
別れの日は刻一刻と迫っているのに……。
俺はやるせない気持ちでいっぱいだった。
俺はその日、家に帰った後、中学時代の卒業アルバムを手に取った。
「雅也……あいつ今と全然変わんないな」
写真の中の雅也は、ぎこちなく笑っている。どこか、あどけなさが残る雅也の顔。
今も昔も全く変わらない変わらないこと…。それを俺は一番望んでいた。
ずっと皆で馬鹿やって、いつまでも笑いあえる。
そんな当たり前のことが幸せなんだと今の今まで俺は気付かなかった。
なぁ……紫音。
お前は俺達の『約束』を破るのかよ…。