From..
「何だか…眠たくなっちゃったな……」
紫音が呟く。
病室が凍り付いた。
……次に紫音が目を閉じるときが紫音との永遠の別れなのだ。
早苗さんは紫音の担当医を呼ぶために病室から慌てて出ていった。
「……百合菜ちゃん」
「え…?私?」
突然俺に声をかけられた百合菜ちゃんは、びくっと反応する。
「…ちょっと浮気するから目閉じてて?」
百合菜ちゃんは戸惑ったような感じだがすぐに何かを悟ったらしい。
反論せずに目をつむった
「メリークリスマス。紫音。あと…ラブレターありがとう」
そう言い、俺は紫音の唇に自分の唇を落としていった。
「!!」
紫音は驚いたようだった
「…From..翔。以上!俺なりのクリスマスカード!!」
「…ばかぁ。翔のばかぁ!!…でも…ありがとう……翔…。大好き……。翔だけじゃない…。みんな…ホントに大好き」
病室の扉が慌ただしく開いた。
早苗さんが担当医を呼んで来たのだった。
「私…こんなたくさんの人に囲まれて…死ぬなんて…幸せなんだなぁ…」
「紫音…!!」
「また………ね…?」
そう言って紫音が静かに目を閉じた。
担当医が脈をとる。
そして告げる………。
「日向 紫音。12月24日。12時37分12秒……ご臨終です」
紫音は…安らかな顔をして…少し遠い場所へと旅立って行った……。
紫音が呟く。
病室が凍り付いた。
……次に紫音が目を閉じるときが紫音との永遠の別れなのだ。
早苗さんは紫音の担当医を呼ぶために病室から慌てて出ていった。
「……百合菜ちゃん」
「え…?私?」
突然俺に声をかけられた百合菜ちゃんは、びくっと反応する。
「…ちょっと浮気するから目閉じてて?」
百合菜ちゃんは戸惑ったような感じだがすぐに何かを悟ったらしい。
反論せずに目をつむった
「メリークリスマス。紫音。あと…ラブレターありがとう」
そう言い、俺は紫音の唇に自分の唇を落としていった。
「!!」
紫音は驚いたようだった
「…From..翔。以上!俺なりのクリスマスカード!!」
「…ばかぁ。翔のばかぁ!!…でも…ありがとう……翔…。大好き……。翔だけじゃない…。みんな…ホントに大好き」
病室の扉が慌ただしく開いた。
早苗さんが担当医を呼んで来たのだった。
「私…こんなたくさんの人に囲まれて…死ぬなんて…幸せなんだなぁ…」
「紫音…!!」
「また………ね…?」
そう言って紫音が静かに目を閉じた。
担当医が脈をとる。
そして告げる………。
「日向 紫音。12月24日。12時37分12秒……ご臨終です」
紫音は…安らかな顔をして…少し遠い場所へと旅立って行った……。