From..
「ところで令志よぉ」
七月初めな為か暑かったので俺達は近くの喫茶店で冷たいものを頼んでいた。
「何だよ涼?」
「ぶっちゃけ友紀のこと好きだろ?」
「……!ごほごほっ!」
俺は急な涼の質問に飲んでいたアイスコーヒーを詰まらせてしまった。
「その反応を見ると図星のようだな」
涼はニヤニヤと俺を見てくる。
「す…好きじゃねーよ」
たしかに…。友紀は可愛い。男子からも絶大な人気を誇っている。
だけど……友紀は俺に友達の大切さを教えてくれた唯一無二の恩人だ。
俺はそのことを涼に告げる。
「そーやって逃げ道作ってんじゃねぇよ」
涼は厳しい口調で俺を攻め立てる。
「自分を偽るのはもう辞めたんだろ?俺らと出会えておまえは変わったんだろ…?」
確かに俺は変わった。涼達と話すようになってからはクラスでも ちょっとずつだが話せるようになっていた。
まぁ 友紀や奈美の助けのおかげでもあるが…。
もう、ホントは皆と話したいのに偽って一人でいることをしなくていい。
偽りの俺はもうやめた。
これからは自分の思う道を行く。
そう決めたのだ。
七月初めな為か暑かったので俺達は近くの喫茶店で冷たいものを頼んでいた。
「何だよ涼?」
「ぶっちゃけ友紀のこと好きだろ?」
「……!ごほごほっ!」
俺は急な涼の質問に飲んでいたアイスコーヒーを詰まらせてしまった。
「その反応を見ると図星のようだな」
涼はニヤニヤと俺を見てくる。
「す…好きじゃねーよ」
たしかに…。友紀は可愛い。男子からも絶大な人気を誇っている。
だけど……友紀は俺に友達の大切さを教えてくれた唯一無二の恩人だ。
俺はそのことを涼に告げる。
「そーやって逃げ道作ってんじゃねぇよ」
涼は厳しい口調で俺を攻め立てる。
「自分を偽るのはもう辞めたんだろ?俺らと出会えておまえは変わったんだろ…?」
確かに俺は変わった。涼達と話すようになってからはクラスでも ちょっとずつだが話せるようになっていた。
まぁ 友紀や奈美の助けのおかげでもあるが…。
もう、ホントは皆と話したいのに偽って一人でいることをしなくていい。
偽りの俺はもうやめた。
これからは自分の思う道を行く。
そう決めたのだ。