From..
今日は私と渡の十回目の記念日。もう十年も一緒にいるんだなぁ……。
そうとは思えないほど、時間が短く感じた。
それだけ毎日充実してるってことなのかなぁ。
私と渡は紫音のお墓に毎年来ています。
私達が結び付いたのは紫音のおかげ。これは揺るぎない事実なのです。
「なぁ美紀。翔と百合菜は結婚したよな」
「…はい。とても素晴らしい結婚式でした」
「美紀……」
「はい」
「結婚しよっか?」
私の答えはずっと昔から決まっているのです。
「はい……」
私達は紫音のお墓の前で結婚することが決まったのです。
ねぇ紫音…。私…今幸せだよ?
紫音はどうなの…?
私は返ってこない答えをいつまでも待ち続けています。
……“三人”で。
Story 3 End
そうとは思えないほど、時間が短く感じた。
それだけ毎日充実してるってことなのかなぁ。
私と渡は紫音のお墓に毎年来ています。
私達が結び付いたのは紫音のおかげ。これは揺るぎない事実なのです。
「なぁ美紀。翔と百合菜は結婚したよな」
「…はい。とても素晴らしい結婚式でした」
「美紀……」
「はい」
「結婚しよっか?」
私の答えはずっと昔から決まっているのです。
「はい……」
私達は紫音のお墓の前で結婚することが決まったのです。
ねぇ紫音…。私…今幸せだよ?
紫音はどうなの…?
私は返ってこない答えをいつまでも待ち続けています。
……“三人”で。
Story 3 End