From..
あの後、ファミレスから移動した私は、紫音さんの御墓の前にいます。
私は毎年かかさずここに来ています。
紫音さん、私は今…とても毎日が楽しいです。
翔先輩にフラれて…紫音さんと触れ合って…今の自分がいるような気がします。
その時、温かい風が私を包んだ。
「…紫音さん?」
「悪いな…俺だ」
「…令志か」
「何でがっかりそうな顔を浮かべる?」
「紫音さんかと思った」
「桜花…。やっぱり翔のこと好きか…」
令志は気まずそうに私に尋ねる。
「うん。私にとってずっと終わらない恋。それが翔先輩なの」
「じゃあさ…俺と一緒にずっと終わらない愛を紡いでいかないか?」
そう言って令志は私の薬指に指輪をはめる。
「俺じゃ不安かもしれないけどさ。絶対幸せにするからよ」
「ばーか。私、今十分幸せだよ?好きな人がいて愛する人もいる。令志も同じでしょ?」
「……百合菜が好きで、お前を愛してる。ぷっ。確かに俺ら似てるな」
私達は不謹慎にも御墓の前で笑いあった。
「よろしくな」
私と令志は一生の愛を誓い合った。
私は毎年かかさずここに来ています。
紫音さん、私は今…とても毎日が楽しいです。
翔先輩にフラれて…紫音さんと触れ合って…今の自分がいるような気がします。
その時、温かい風が私を包んだ。
「…紫音さん?」
「悪いな…俺だ」
「…令志か」
「何でがっかりそうな顔を浮かべる?」
「紫音さんかと思った」
「桜花…。やっぱり翔のこと好きか…」
令志は気まずそうに私に尋ねる。
「うん。私にとってずっと終わらない恋。それが翔先輩なの」
「じゃあさ…俺と一緒にずっと終わらない愛を紡いでいかないか?」
そう言って令志は私の薬指に指輪をはめる。
「俺じゃ不安かもしれないけどさ。絶対幸せにするからよ」
「ばーか。私、今十分幸せだよ?好きな人がいて愛する人もいる。令志も同じでしょ?」
「……百合菜が好きで、お前を愛してる。ぷっ。確かに俺ら似てるな」
私達は不謹慎にも御墓の前で笑いあった。
「よろしくな」
私と令志は一生の愛を誓い合った。