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4章 捜索

ラブ……

翌日、昨日の百合菜ちゃんのお見舞いが効いたのか、俺はとてもいい目覚めだった。

ふと、俺はチカチカ水色に光る携帯に目がいった。

俺は寝起き頭で考える。水色ってことは…昨日のうちに百合菜ちゃんからメールが来たのか!?

やばい。ただでさえ昨日気まずいままで帰っちゃったのにメール無視までしたら……。

『メール無視する翔君なんて大っ嫌い!!』

俺は背中に冷たい汗をかいていた。慌てて携帯を開きメールを見ようとした。しかし、俺はそこに浮かんでいた文字に絶句した。

着信一件。百合菜ちゃん。

……電話!?

俺は液晶に浮かぶ着信という言葉を食い入るように眺めた。百合菜ちゃんが、俺に電話……?

いてもたってもいられなくなった俺はベッドから飛び上がり、急いで学校の支度をして家から飛び出した。

心の片隅には『百合菜ちゃんからの告白』を意識してしまっている痛い俺だった。
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