From..
「みずきおうか…?どっかで聞いた名だな」

家に帰った俺は雅也に電話で水城 桜花のことを聞いていた。

「雅也?何とか思い出せないか」

うーん……と雅也は唸る。しばらくして、雅也は、あっと大きな声をあげた。

「思い出した!確か一年のアイドル的存在の子だ!!」

アイドル的存在……?そんな子が何で俺のこと何か好きになったんだろうか?

「そっか…」

「翔、何でそんなこと聞いたんだ……?」

「別に……」

「まさか百合菜からくら替えか?」

笑いながら雅也は言っている。俺の気も知らないで。

「俺の前であいつの話しないでくれる?」

「は?翔何言ってるんだよ?」

俺は強引に電話を切った
その後雅也から着信が何度かあったが俺は無視することにした。

百合菜ちゃんを軽々しく百合菜と呼び捨てにする雅也に、俺はムッとしていたのかもしれない。
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