From..
俺は階段を駆け降りた。すると目の前には雅也がいた。

「やっぱりここか…」

やはり雅也には全てお見通しだったようだ。

「雅也…ごめん!!」

すると雅也は何も言わず俺に渾身のボディーブローを叩き込んだ。

「うぐっ…」

「俺より先に謝るべき人がいるだろ?行けよ」

雅也は笑ってそう言った。

「サンキュ」

俺は雅也に御礼を言って百合菜ちゃんの元へと走った。
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