R男子★
 追いかけられてるかもしれない。




 つけられてるかもしれない。




 また手首を掴まれたら、あんな力に、あたしはもう逃げられない。




 それでも卓也に会えたら、きっと守ってくれると思うの。




 無我夢中で走って、卓也の歩いていった方向をひたすら捜してやっと見つけた卓也。





 「卓也!!」




 あたしが名前を呼ぶと、卓也は立ち止まった。
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