お前のこと、落としてやるよ。
そして、何回か入った事のある清潔感溢れるリビングに入らさせてもらう。
絵梨おばさんは「適当に座ってー」とだけ言うと、キッチン後ろにある食器棚の方へ消えていった。
私が、おずおず窓側の椅子を軽く引き座った時、ガラスのコップを片手に一つずつ持った絵梨おばさんが出てきた。
「永遠ちゃん、紅茶とコーヒーどっちがいい?」
「ペットボトルのだけど」と付け足し、氷をコップに入れながらそう聞いてくる絵梨おばさんに、「…紅茶かな」と答える。