お前のこと、落としてやるよ。
「しかもさ、熱までだしちゃって。
今も寝込んでいるのよね」
「バカでしょ、アイツ」なんて、言いながら紅茶を一口飲む絵梨おばさん。
会わなくていいはずなのに、……会いたくないって思ってたのに、
でも、心のどこかで『会えなくて残念』って思っている自分がいる。
「永遠、ちゃん……?」
「え、あ、…はい!なんでしたっけ?」
そんな私の様子を見て、絵梨おばさんは、目をパチパチさせていたけど、
すぐなにかを思い出したのか「永遠ちゃん!」と興奮気味に再び名前を呼ばれる。
「ねぇ、このあと暇?」