お前のこと、落としてやるよ。


「うん、暇…かな?」



「良かったー。それがね、永遠ちゃんに一個お願いがあるんだけどね。

私、今からスポーツドリンクとか
果物とか買ってくるから、私が帰って来るまで皐月の看病してやってくれない?」




……思わず思考が停止する。



「え、いや、」



いくら皐月が風邪をひいているとはいえ、さすがに二人きりは……、なんか気まずい。



絵梨おばさんの頼みだけど、これだけは了承することが出来ない。



「ごめん、それは出来ないよ」



「なんでっ!」



私の言葉に、くいぎみにそう言う絵梨おばさん。


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