お前のこと、落としてやるよ。
多分もっちは、料理が出来ないから衣装作りにするんじゃないな?
だったら、私もそうしよう 。
……と、決意してたのに。
どうして、こうなっちゃうんだろう?
自分の運のなさを、すこぶる恨む。
黒板の《接客+買い出し》という白いチョークで書かれた下には、【青瀬 永遠】という文字と【新城 皐月】という文字が並んでいる。
「じゃあ、二人は明日買い出しお願いします」
実行委員さんのこの言葉とほぼ同時に、終わりを知らせるチャイムが鳴った。