お前のこと、落としてやるよ。
やっぱり、もっちは凄い。
生徒会長ですっごく大変だと思うのに、不満を漏らさずキチンと最後まで一生懸命してて。
「永遠ちゃーん、寸法測らせてくれないー?」
もっちの事を考えていたその時、そう言って近づいてきたのは、メジャーを持った衣装係のクラスメイト。
「あー、うん!お願いします」
その了承の言葉と同じくらいに聞こえたのは、「皐月くーん」と言う女の子の声が聞こえ、分かりやすいくらいに動揺してしまう。
「私、皐月くんの衣装担当するんだけど……、サイズ測らせてくれない?」
「あぁ、分かった」