お前のこと、落としてやるよ。
『絶対、幸せにしてよね!』
と言って『えへへ……、』と照れ笑いする永遠を見て一生大事にしようと心に決めた。
*
多分あれは付き合って三ヶ月記念?ってことで、二人で放課後デートしていた時だと思う。
ちょっと遠くのオシャレなカフェに行ったあと、いつもと違う道を歩いて家に帰ろうとしていた。
隣で手を繋いで笑っている永遠を見るたび、付き合うことが出来たことが今だ信じられなくて。
あぁ、好きな人が隣にいるなんて幸せなことなんだろうって思ったら、自然に言葉が出てきた。