お前のこと、落としてやるよ。


『絶対、幸せにしてよね!』



と言って『えへへ……、』と照れ笑いする永遠を見て一生大事にしようと心に決めた。







多分あれは付き合って三ヶ月記念?ってことで、二人で放課後デートしていた時だと思う。



ちょっと遠くのオシャレなカフェに行ったあと、いつもと違う道を歩いて家に帰ろうとしていた。


隣で手を繋いで笑っている永遠を見るたび、付き合うことが出来たことが今だ信じられなくて。


あぁ、好きな人が隣にいるなんて幸せなことなんだろうって思ったら、自然に言葉が出てきた。

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