お前のこと、落としてやるよ。






「はぁ……」



カラオケという楽しい空間の中一人場違いな私。



みんなに頼まれたら断る事も出来ず「分かった」と言う一言で来てしまった。



もっちも「あんた達、面白そうだから行く」と言って来ている。



全然面白くないんだからねっ!
もっちは、他人だからそんな事が言えるんだよ!



なんていう心の声は届かず、私はムスッと拗ねた顔のままセルフサービスであるドリンクバーのメロンソーダをズッズッとストローで吸った。





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