お前のこと、落としてやるよ。
「え!?あっ、うん。そうです……」
恥ずかしさのあまり語尾が小さくなり、敬語になってしまう。
「大丈夫だよ、青瀬さん。誰にも言わないから。ってゆーか、可愛いかったよ」
カルピスのボタンを押しながら淡々と言う向井くんだけど、私はボンッと顔が赤くなってしまった。
私の顔が赤くなったのに気付いた向井くんは、その時やっと自分が言った事に気付いたのか、みるみるうちに顔が真っ赤になった。
「あ……いや……その、」