お前のこと、落としてやるよ。
ドリブルは失敗しちゃうわ、ゴールに投げたボールが運悪く跳ね返り顔面に直撃して鼻血はでるわ……とにかく持ち前の運動神経の悪さを発揮していた。
そんな私に声をかけてくれるクラスメイトは、口を揃えて
『……永遠ちゃん、応援団にすれば良かったのに』
と。
哀れな目で見られてしまったという悪い思い出しかない。
応援団とは、あまり運動は得意ではない子(一部、女らしさをアピールしたい子)がコスチューム(チアガール風等)を着てクラスメイトを応援するということ。