嘘から始まる運命の恋
恋愛(その他)
完
14
- 作品番号
- 1258581
- 最終更新
- 2016/03/31
- 原題
- この恋は嘘と情熱でできている
- 総文字数
- 38,635
- ページ数
- 89ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 456,345
- いいね数
- 14
- ランクイン履歴
-
総合65位(2015/10/04)
恋愛(中・短編)14位(2015/10/04)
- ランクイン履歴
-
総合65位(2015/10/04)
恋愛(中・短編)14位(2015/10/04)
年子の妹にそう泣きつかれて、かわいい妹のためにひと肌脱ぐ決心をした。
ガツンと言ってやるだけのはずが、妹ってば
「お姉ちゃん、私のフリして彼に会って振ってきてよ」って。
妹と同じヘアスタイルをして、妹の服を借りて、派手目のメイクをして。
「絶対にバレない」と自信満々の妹に背中を押されて、
彼に指定されたライブハウスに行った。
けれど、妹の体目当てのサイテー男は、約束の時間になっても現れない。
やっぱサイテー。そう思ったけど、その日のジャズライブは最高で、
いいもの聴いた、と満足して帰ろうと思ったら。
「せっかく来たのに、俺に会わずに帰るつもり?」
そう声をかけてきた彼は、さっきまでステージに立っていた男だった!
別れ話を切り出すはずが、お酒のせいか、ステキな演奏の余韻のせいか……
気づいたら彼と体を重ねていた。
なんでこんなことに!? でも、ほんの数時間一緒にいただけなのに、
彼のことをもっと知りたいと思ったのは本当。
嘘と情熱で始まってしまったこの想い、成就する!?
2015.09.23~2015.09.27
☆★☆
砂川雨路さま、氷川真紗兎さま、碧(Aoi)さま、LOVEベティさま、
ステキなレビューをありがとうございます!
★☆★
マカロン文庫から『嘘から始まる運命の恋』と改題されて配信されています。
加筆修正して、より真由奈の気持ちに共感しやすいストーリーになったかな、と思っています。
彼目線の番外編もありますので、よかったらご覧になっていただけるとうれしいです。
この作品のレビュー
「しつこい男を自分の代わりに振ってほしい」 妹の無茶なお願いを聞いて、指定のライブハウスに乗り込んだ真由奈。 アルトサックスを奏でる素敵な男性が、まさかの妹彼氏!断らなければと思いつつ、ふたりでセッションし、意気投合してしまいます。そして、そのまま……。 出だしの勢い、流れがドキドキさせてくれます。引き込まれて読んでしまいました。 あきらかに我儘な妹のお願いを聞いちゃう真由奈サンは、真面目でお人好しタイプです。 そんな彼女とベストマッチな妹の彼氏・ケイ。 惹かれ合ってしまったことに感じる罪悪感と、消せない情熱にまたしてもドキドキです。 できれば長編で読みたいくらい面白いお話でした!
この作品の感想ノート
>碧(Aoi ) さま
とても丁寧なご感想をありがとうございます!
にゃはは。そうなんですよね。設定としてはよくあると思うのですが(「目が覚めたら知らない男性が……」という設定で書いた話は、私自身ほかにもいくつかあります(笑))、今回はものすごく自分の願望を込めて、イケメンに甘いセリフをたくさん言ってもらおう!というテーマで書きました(笑)。
マカロンの方では加筆しているのですが、こちらではまだ真由奈の気持ちの描写が甘くて、「そんなお願い、聞く?」みたいになってしまうかもしれません。そこも、説得力のある文章という点で精進していきたいと思います。
途中、真由奈の気持ちの切なさまで読み取っていただいて、とてもうれしいです。そして最後は「安心してください、ハッピーエンドですよ」(笑)。なんというか、私自身、涙もろくて、これでもかってくらいのハッピーエンドが大好きなんです。
私はもう楽器から遠ざかっているのですが、演奏を聴くのが大好きで、自分の世界に入ってしまいました。音色を聞き取っていただけて、光栄です。
それから、レビューの件ですね。私もあまり詳しくないのですが、「読者メニュー」のところの最近読んだ本に「この作品のレビューを書く」というアイコンがあって、そこから書けると思います。私はパソコンでしか見ないので、スマホとかだとわからないのですが……。
作者が更新やページの追加をすればレビューボタンが消えることもあるらしいですが、ずっと更新はしていないので大丈夫だと思うのですが……。
お時間のあるときにでも、見ていただけるとうれしいです。
うれしいご感想をありがとうございました!
こんにちは。ひらびさん。
最初は正直、軽い気持ちで読んでました。
目が覚めると、知らない場所…
服を着けてない状態で「隣にいるのは誰?」と記憶を呼び戻すシーン…
時々あるよね、こういう設定…と…。
妹のそんな無理難題とも言える頼み、聞くかな、普通…とか。
そんな感じで斜に構えつつ(笑)読み始めたのに(ごめんなさい!)いつの間にか引き込まれ、一気に読んでしまいました。
ライブハウスのジャズライブでは、音が聴こえないのが残念なくらい…と思いつつも、私の脳内では音を想像して勝手に楽器の音色が流れていました。
そして、その後の防音室での二人だけのセッション…。
私自身、バンドをやっていたこともあり(ジャズではないですが…)愛する人とのセッションというものにとても憧れていました。
結局、そんな経験をすることはできませんでしたが…。
そして、楽器の中でもピアノとサックスの音が大好きなので「ここでは、こんな軽快なピアノ、ここは胸の奥を震わせるようなアルトサックスの音」と想像しながら読むのがとても心地良かったです。
音が流れる…想像できる…ってことは、ひらびさんの文章の力ですね。
カイは、途中から真由奈が真由里ではないと気付いたんじゃないかと思ってました。
真由里とは体だけだったけど、真由奈といろいろ話して、音楽を共有するうちに真由里とは違う真由奈の魅力に気付いて惹かれて行ったのかと…。
そのうち「君は誰?真由里じゃないよね?」
と言い出すのかと…。
だから、最後の展開に驚き「なーるほど!」と嬉しくなり、思わず頬が緩みました。
誰も傷つかないハッピーエンド♡
読後、爽快な気分になりました。
「私に気づかないで。気づいて」
という真由奈の想いが切なくて堪らなかったので、余計に…。
そして他の方も書かれていますが、ケイのセクシーな魅力、台詞にトキメキました。
長々とすみません!
レビューも書こうとしたのですが、読んだ後に出た『レビューを書く』のマークが、一旦他事をしてから戻ったら、消えていました(泣)
レビュー書いたことがないので、説明を読んでもよくわかりません!
ついでと言っては何ですが、教えて頂けると助かります。ごめんなさい。
氷川真紗兎さま
もったいないくらいのレビューとコメントをありがとうございます!
掴みは大切ですよね~(笑)。
某作家さんの本を読んでいろいろ研究しました。
とはいえ、冒頭がうまく書けても途中で減速しないか……という不安もあるんですけど(笑)。
最後、笑ってもらえて良かったです。
ドロドロする展開にもしようと思えばできそうですけど、個人的にはハッピーにすっきり終わらせたかったので!
ご覧いただきありがとうございました!
この作品の書籍情報
ひらび久美さんの書籍化作品
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