不器用な恋心
「も、もう……やめっ」
彼は、高島くんはからかってるんだ。私が焦ってる所を見て、私が寝てる高島くんにちょっかいだそうとしたから……
からかってるんだ。
「っ、ん……っふ」
なのに、何でこんなに、甘いの?
「た、……かしっ、は、」
「ん?……っなに?」
少しだけ啄むようなキスになって……、私はもちろんついていけなくて。高島くんは唇を離す際に、チュッとリップ音を出して離した。
「か、からかわないでよっ!!」