裏切るは敵か味方かそれとも、貴方か……
私は、新選組に歓迎こそされなかったが
どうにかしめ、彼らに怪しまれないよう
仲間だと示すように動いた。
その中で仲良くなったのが
藤堂平助 原田左之助 永倉新八
いわゆる、三馬鹿だ。
とくに、藤堂平助は気を許せば何でも話してくれそうだ。
その他に仲良くこそなっていないものの
沖田総司とも顔を合わせた。
中々腕の立つ剣客だ。
部屋に誰かが近づく音がする。
「佐久間、近藤さんが呼んでいる。こい」
この、ぶっきらぼうな声は斎藤だ。
私は立ち上がり近藤さんの部屋に向かった
「失礼します」
そう言ってふすまを開けると中には
幹部が全員いた。
(近「いや〜佐久間君。最近の調子はどうだい?君が来てから10日はたっただろう?」
「そうですね。調子も何も毎日天井裏から
監察してるじゃないですか。」
ピクリとも笑わずにそう言った。
(土「チッ。気づいてたのか。山崎は後で
切腹だなぁ。」
土方がそう言うと上から、
「ちょっ!えっ!?ちょっと待ってぇな
土方さん!!」
と言って男が落ちてきた。
監察の山崎 烝だ。
(山「始めまして、佐久間さん。」
「今まで散々人のことのぞき見しといて
はじめましてはないんじゃないですか?」
山「いやー、バレとったか………俺もまだまだっちゅーことやな。」
「そうですね、もっと気配を消さないと足元すくわれますよ」
毎日見られるこっちの身にもなってほしいものだ。
「それで、なんのようですか?」
近「あ、あぁ、この10日間君のことを調べさしてもらったが君が長州の者だという証拠は出てこなかった。」
土「まぁ、だからといってまだ、お前の疑いが晴れたわけじゃねーからな」
「そうですか……」
まあ、バレないのは当たり前だ。長州藩の
人でさえ、私を知っている人は限られているのだから。
土「まぁ、少しくらいはお前の自由を許してやる。」
「……………本当ですか??」
近「あぁ。だが、先程もトシが言ったように完全に疑いが晴れたわけではないんだ。
少しの自由だけど、いいかい?」
「はい。十分です。」
沖「何かあれば、僕が切ってあげますよ」
お前に斬られる前に逆に斬ってしまうよ。
と、いう言葉を文乃は飲み込んだ。
どうにかしめ、彼らに怪しまれないよう
仲間だと示すように動いた。
その中で仲良くなったのが
藤堂平助 原田左之助 永倉新八
いわゆる、三馬鹿だ。
とくに、藤堂平助は気を許せば何でも話してくれそうだ。
その他に仲良くこそなっていないものの
沖田総司とも顔を合わせた。
中々腕の立つ剣客だ。
部屋に誰かが近づく音がする。
「佐久間、近藤さんが呼んでいる。こい」
この、ぶっきらぼうな声は斎藤だ。
私は立ち上がり近藤さんの部屋に向かった
「失礼します」
そう言ってふすまを開けると中には
幹部が全員いた。
(近「いや〜佐久間君。最近の調子はどうだい?君が来てから10日はたっただろう?」
「そうですね。調子も何も毎日天井裏から
監察してるじゃないですか。」
ピクリとも笑わずにそう言った。
(土「チッ。気づいてたのか。山崎は後で
切腹だなぁ。」
土方がそう言うと上から、
「ちょっ!えっ!?ちょっと待ってぇな
土方さん!!」
と言って男が落ちてきた。
監察の山崎 烝だ。
(山「始めまして、佐久間さん。」
「今まで散々人のことのぞき見しといて
はじめましてはないんじゃないですか?」
山「いやー、バレとったか………俺もまだまだっちゅーことやな。」
「そうですね、もっと気配を消さないと足元すくわれますよ」
毎日見られるこっちの身にもなってほしいものだ。
「それで、なんのようですか?」
近「あ、あぁ、この10日間君のことを調べさしてもらったが君が長州の者だという証拠は出てこなかった。」
土「まぁ、だからといってまだ、お前の疑いが晴れたわけじゃねーからな」
「そうですか……」
まあ、バレないのは当たり前だ。長州藩の
人でさえ、私を知っている人は限られているのだから。
土「まぁ、少しくらいはお前の自由を許してやる。」
「……………本当ですか??」
近「あぁ。だが、先程もトシが言ったように完全に疑いが晴れたわけではないんだ。
少しの自由だけど、いいかい?」
「はい。十分です。」
沖「何かあれば、僕が切ってあげますよ」
お前に斬られる前に逆に斬ってしまうよ。
と、いう言葉を文乃は飲み込んだ。