コーラな彼と恋したい
House Mate
ママは、カレーを用意していってくれたみたいで
ご飯もすでに炊きあがっていた。
「二コルは大盛り?」
私が下に降りて行くと、直ぐに二コルもわたしに
付いてきたので、私たち二人は今キッチンで
並んでいる。
「カレーライス大好き、もちろん大盛りで」
すぐ横にぴたりとくっついてきて、お鍋の中を
覗き込んでいる。
そんな横顔を見て、
彼の顔がとても端正なことに気がついた。
さっきまでは、二コルが女の子じゃないことに
怒っていて全くきがつかなかったけれど、
二コルってケンくんに負けないくらいカッコイイ。
まつ毛が長くてきれいなこと、凄く整った顔を
している二コルに、急に赤面してしまう。
「これ、何カレー?」
私の動揺なんて気がつかないようで、
カレーをかき回していた私の手から
二コルは、自然におたまをうばい、
慣れた手つきでカレーをかき回している。
やばいかも、、、