プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
Opening~目指せ!甲子園~
「俺と一緒に甲子園目指しませんか?」
高校二年生になってから、一週間がたった日の登校時。
校門の前で、野球のユニフォームを着た色の黒い坊主頭にいきなり声をかけられた。
名前も学年も何もかも不明。
ひとつだけ言えるのは、この男はあたしに一目惚れして声をかけてきたわけではないってこと。
さっきから見てれば、こいつは校門前で片っ端から声をかけている。
俺と甲子園目指しませんか、と。
「は?いきなりなにいってんのアンタ。
てか誰よ」
「すみません、挨拶が遅れました!
俺は星ヶ丘高校一年野球部の、小野一輝(おの
かずき)です!
甲子園目指してます、よろしくおねがいします!」
一年生ってことは、ひとつ年下なんだ。
いきなり腹から声を出してきた色黒坊主頭にドン引きしながらも、そいつを観察する。
まあ、とりま、顔は悪くない。
背は高いし、あたしの好きながっちり筋肉質タイプだし?
だけど、肝心の頭の方がかなりのイタイやつだ。
甲子園どころか、うちの野球部がグラウンドで練習してるとこなんて一回も見たことない。
そもそも野球部ってあったの?ってレベルなのに、いきなり甲子園とか、なにいっちゃってるの?
高校二年生になってから、一週間がたった日の登校時。
校門の前で、野球のユニフォームを着た色の黒い坊主頭にいきなり声をかけられた。
名前も学年も何もかも不明。
ひとつだけ言えるのは、この男はあたしに一目惚れして声をかけてきたわけではないってこと。
さっきから見てれば、こいつは校門前で片っ端から声をかけている。
俺と甲子園目指しませんか、と。
「は?いきなりなにいってんのアンタ。
てか誰よ」
「すみません、挨拶が遅れました!
俺は星ヶ丘高校一年野球部の、小野一輝(おの
かずき)です!
甲子園目指してます、よろしくおねがいします!」
一年生ってことは、ひとつ年下なんだ。
いきなり腹から声を出してきた色黒坊主頭にドン引きしながらも、そいつを観察する。
まあ、とりま、顔は悪くない。
背は高いし、あたしの好きながっちり筋肉質タイプだし?
だけど、肝心の頭の方がかなりのイタイやつだ。
甲子園どころか、うちの野球部がグラウンドで練習してるとこなんて一回も見たことない。
そもそも野球部ってあったの?ってレベルなのに、いきなり甲子園とか、なにいっちゃってるの?