プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
「それ聞いて安心した。
じゃ、そろそろ戻ろ?......と、ごめっ、大丈夫!?」
戻ろうと勢いよく向きを変えたら、ちょうどみのるとぶつかってしまった。
二人とも飲み物の入ったコップは落とさなかったけど、みのるのかけていたメガネが床に落ちたので拾って渡す。
「うん、大丈夫。ありがとう」
「いいけど......なんか近くない?」
「あ、ごめん。メガネないと何も見えないんだ」
あたしからメガネを受け取ろうとして手を宙にさまよわせるみのるの、まるでキスでもできそうな距離の近さにつっこみを入れる。
「そんなに視力悪いの?
いいよ、あたしかけてあげる」
こんなに近くにいるのに本気で見えないみたいで、必死にメガネを探すみのるがおかしくて、爆笑しながら背伸びしてみのるにメガネをかけてあげた。
「あー!にっしーさっそくお目当て見つけてんの?
ねぇ、一輝くん。だから言ったっしょ。
にっしーの手の早さハンパないから」
無事にメガネがかかった瞬間、後ろから聞こえてきた声に振り向けば、今日のコンパの参加者で同中だったえり子。
......と、無言であたしを見ている一輝くん。
「......えり子。
別にあたしとみのるは、そんなんじゃないから」
なんでこんなタイミング悪い時に。
今のタイミングでこられたら、まるであたしとみのるがイチゃついてたみたいじゃん。
誤解されたらみのるにも悪いし、とりあえず即否定しておく。
じゃ、そろそろ戻ろ?......と、ごめっ、大丈夫!?」
戻ろうと勢いよく向きを変えたら、ちょうどみのるとぶつかってしまった。
二人とも飲み物の入ったコップは落とさなかったけど、みのるのかけていたメガネが床に落ちたので拾って渡す。
「うん、大丈夫。ありがとう」
「いいけど......なんか近くない?」
「あ、ごめん。メガネないと何も見えないんだ」
あたしからメガネを受け取ろうとして手を宙にさまよわせるみのるの、まるでキスでもできそうな距離の近さにつっこみを入れる。
「そんなに視力悪いの?
いいよ、あたしかけてあげる」
こんなに近くにいるのに本気で見えないみたいで、必死にメガネを探すみのるがおかしくて、爆笑しながら背伸びしてみのるにメガネをかけてあげた。
「あー!にっしーさっそくお目当て見つけてんの?
ねぇ、一輝くん。だから言ったっしょ。
にっしーの手の早さハンパないから」
無事にメガネがかかった瞬間、後ろから聞こえてきた声に振り向けば、今日のコンパの参加者で同中だったえり子。
......と、無言であたしを見ている一輝くん。
「......えり子。
別にあたしとみのるは、そんなんじゃないから」
なんでこんなタイミング悪い時に。
今のタイミングでこられたら、まるであたしとみのるがイチゃついてたみたいじゃん。
誤解されたらみのるにも悪いし、とりあえず即否定しておく。