プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
「みどりがどうしてもって言うからきてやったけど、まともに打てるやついねぇじゃん。ひまつぶしにもならねぇな」
「はぁ?そんなこと言って、さっき打たれてなかった?」
またいつもの裕貴の生意気が始まったと思っていたのに、一輝くんがビミョーな表情で首を横にふった。
「違いますみどり先輩。
何回やってもバットにかすりもせんかったけん、打ちやすいコースにストレートのみでやっとうと」
それはなんていうか、本気で情けない。
ボールを受けてる一輝くん以外は、誰一人かすりもしないから、変化球なしのストレート一本で、甘めのコースのみって。
一輝くんみのる敦士以外は、あんまりセンスある子いないとは思ってたけど、これほどまでとは。
「......俺も着替えてくるわ」
「ああ、うん」
なんだか急に甲子園が遠くなったのは気のせいだよね?
裕貴に関してはノーコメントで、敦士はあたしに一言だけ断るとさっさと部室に行ってしまった。
「はぁ?そんなこと言って、さっき打たれてなかった?」
またいつもの裕貴の生意気が始まったと思っていたのに、一輝くんがビミョーな表情で首を横にふった。
「違いますみどり先輩。
何回やってもバットにかすりもせんかったけん、打ちやすいコースにストレートのみでやっとうと」
それはなんていうか、本気で情けない。
ボールを受けてる一輝くん以外は、誰一人かすりもしないから、変化球なしのストレート一本で、甘めのコースのみって。
一輝くんみのる敦士以外は、あんまりセンスある子いないとは思ってたけど、これほどまでとは。
「......俺も着替えてくるわ」
「ああ、うん」
なんだか急に甲子園が遠くなったのは気のせいだよね?
裕貴に関してはノーコメントで、敦士はあたしに一言だけ断るとさっさと部室に行ってしまった。