プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
1、姉弟対決!弟ピッチャー、あたしはマネージャー
「野球部のマネージャー?
中学でソフトはやめたんじゃなかったの?」
運命の出会いをして、あたしが野球部に入った日の夕食時。
さっそくパパとママにマネージャーをやることにしたと話していたら、ママが少し驚いたようにあたしを見る。
銀月館に通う弟は、練習で朝も早ければ夜も遅いので、最近はママとあたしの二人で先に食べることが多いけど、今日は仕事が早く終わったパパもいる三人の食卓。
「そうだけど。
部員一人しかいないのに、本気で甲子園目指したいっていってる子がいて。面白そうじゃない?」
ハンバーグを少し食べてから、箸をおいて、ママとパパの顔をキラキラとした目で見つめると、二人は顔を見合わせた。
「甲子園か......。
夢があっていいね」
敦士のようにバカにしたりはしなかったけど、微笑ましそうにそう言うパパは本気には取り合ってないと思う。
同じような反応のママもそう。
それが普通の反応よね。
パパもママも一輝くんを知らないわけだし、仕方ない。
中学でソフトはやめたんじゃなかったの?」
運命の出会いをして、あたしが野球部に入った日の夕食時。
さっそくパパとママにマネージャーをやることにしたと話していたら、ママが少し驚いたようにあたしを見る。
銀月館に通う弟は、練習で朝も早ければ夜も遅いので、最近はママとあたしの二人で先に食べることが多いけど、今日は仕事が早く終わったパパもいる三人の食卓。
「そうだけど。
部員一人しかいないのに、本気で甲子園目指したいっていってる子がいて。面白そうじゃない?」
ハンバーグを少し食べてから、箸をおいて、ママとパパの顔をキラキラとした目で見つめると、二人は顔を見合わせた。
「甲子園か......。
夢があっていいね」
敦士のようにバカにしたりはしなかったけど、微笑ましそうにそう言うパパは本気には取り合ってないと思う。
同じような反応のママもそう。
それが普通の反応よね。
パパもママも一輝くんを知らないわけだし、仕方ない。