プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
1、新たなライバル
7月28日、付き合ってから約一週間がたった今日、一輝くんとバッティングセンターにきていた。
終業式で昼前に学校もおわった今日は、明日からの夏休みの練習に備えて、部活は休み。
にしても、付き合い初めてからの初デートでバッティングセンターって。
こんなことだろうと思って、スカートじゃなくてキュロット、スニーカーできて正解だった。
合コンの後もここだったし、なんとなく分かってた。
......一輝くんって、ほんとにあたしのこと好きなの?
そんなことを思いつつも、あたしもバッティングセンターは嫌いじゃない。中学でソフトをやめてから、思いっきりバッティングできる機会もめったになかったし。
色気のかけらもなく、楽しそうにバッティング練習している一輝くんの横で、なんだかんだあたしも楽しんでいた。
「......みどり?」
何球か打って自分の番が終わったので、次の人に交代しようと、後ろに下がると、後ろにいた人はあたしの幼なじみだった。
「秀?偶然だね。今日は部活は?」
「あさってから甲子園だから、今日は調整でオフ」
「そうなんだ。あ!秀、レギュラー入ったんだって?
部活あるから応援いけないけど、がんばってね」
二日前の試合で地区予選優勝して甲子園出場を決めた、天下の銀月館の野球部員の秀と話し込んでいると、一輝くんも隣から出てきた。
「知り合いですか?」
「うん、あたしの幼なじみの加藤秀徳。
銀月館の野球部なの。
秀、あたしの彼氏の小野一輝くんね。
あたしと同じ星が丘の野球部よ」
秀に笑顔で頭を下げる一輝くんに、初対面の二人にお互いを軽く紹介する。
終業式で昼前に学校もおわった今日は、明日からの夏休みの練習に備えて、部活は休み。
にしても、付き合い初めてからの初デートでバッティングセンターって。
こんなことだろうと思って、スカートじゃなくてキュロット、スニーカーできて正解だった。
合コンの後もここだったし、なんとなく分かってた。
......一輝くんって、ほんとにあたしのこと好きなの?
そんなことを思いつつも、あたしもバッティングセンターは嫌いじゃない。中学でソフトをやめてから、思いっきりバッティングできる機会もめったになかったし。
色気のかけらもなく、楽しそうにバッティング練習している一輝くんの横で、なんだかんだあたしも楽しんでいた。
「......みどり?」
何球か打って自分の番が終わったので、次の人に交代しようと、後ろに下がると、後ろにいた人はあたしの幼なじみだった。
「秀?偶然だね。今日は部活は?」
「あさってから甲子園だから、今日は調整でオフ」
「そうなんだ。あ!秀、レギュラー入ったんだって?
部活あるから応援いけないけど、がんばってね」
二日前の試合で地区予選優勝して甲子園出場を決めた、天下の銀月館の野球部員の秀と話し込んでいると、一輝くんも隣から出てきた。
「知り合いですか?」
「うん、あたしの幼なじみの加藤秀徳。
銀月館の野球部なの。
秀、あたしの彼氏の小野一輝くんね。
あたしと同じ星が丘の野球部よ」
秀に笑顔で頭を下げる一輝くんに、初対面の二人にお互いを軽く紹介する。