プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
目と目でみつめあうなか、テレビのなかの甲子園の休憩が終わり6回の表が始まると、一輝くんはテレビにすっと視線をそらした。
「......小学校の卒業文集見せてもらってもよかと?」
「アルバムじゃなくて?突然なに?
いいけど。ちょっと待って」
そういえば、秀が文集見てとかいってたっけ?
なんであいつあんなこと言ったんだろ。
甲子園に行く前に秀が言っていたことを思い出しながら、本棚をあさるとお目当てのものを見つけたので、一輝くんに渡す。
「はい、どうぞ」
あたしから文集を受けとると、一輝くんはテレビのなかの甲子園の試合も見ないで、一生懸命それを見ている。
一緒にのぞきこむと、あたしと秀のクラスの最後のページが開かれていた。
そこまで真剣になって読むことでもないだろうに、一輝くんは試合中と同じくらいに真剣な顔。
「そんな面白いこと書いてある?」
一輝くんがなんでこんなに真剣になっているのか全く分からずにいると、一輝くんは無言である部分を指した。
「......小学校の卒業文集見せてもらってもよかと?」
「アルバムじゃなくて?突然なに?
いいけど。ちょっと待って」
そういえば、秀が文集見てとかいってたっけ?
なんであいつあんなこと言ったんだろ。
甲子園に行く前に秀が言っていたことを思い出しながら、本棚をあさるとお目当てのものを見つけたので、一輝くんに渡す。
「はい、どうぞ」
あたしから文集を受けとると、一輝くんはテレビのなかの甲子園の試合も見ないで、一生懸命それを見ている。
一緒にのぞきこむと、あたしと秀のクラスの最後のページが開かれていた。
そこまで真剣になって読むことでもないだろうに、一輝くんは試合中と同じくらいに真剣な顔。
「そんな面白いこと書いてある?」
一輝くんがなんでこんなに真剣になっているのか全く分からずにいると、一輝くんは無言である部分を指した。