プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
完全にあたしに嫌がらせしにきたとしか思えない内巻きボブは、言いたいことだけ言うと試合が始まる直前に友だちのところへと戻ろうとする。
「ねぇ。早川さん、だった?
今日は、あたしの一輝くんの応援にきてくれてありがとう。わざわざただのクラスメイトの応援にきてくれるなんて、早川さんってよっぽど野球が好きなんだ?」
このあたしが言われっぱなしで引き下がるわけがない。
"あたしの"一輝くん、"ただの"クラスメイトの部分を強調して、内巻きボブに後ろから声をかけると、彼女は苦笑いで振り向いた。
......勝った。
内心ほくそ笑みながら、勝利を確信してグラウンドにいるみんなに声援を送る。
試合中も後ろから視線を感じたけど、そんなの知ったことじゃない。試合を見にきたならきたでいいけど、あたしをにらんでないでちゃんと試合に集中しろって話よ。
「ねぇ。早川さん、だった?
今日は、あたしの一輝くんの応援にきてくれてありがとう。わざわざただのクラスメイトの応援にきてくれるなんて、早川さんってよっぽど野球が好きなんだ?」
このあたしが言われっぱなしで引き下がるわけがない。
"あたしの"一輝くん、"ただの"クラスメイトの部分を強調して、内巻きボブに後ろから声をかけると、彼女は苦笑いで振り向いた。
......勝った。
内心ほくそ笑みながら、勝利を確信してグラウンドにいるみんなに声援を送る。
試合中も後ろから視線を感じたけど、そんなの知ったことじゃない。試合を見にきたならきたでいいけど、あたしをにらんでないでちゃんと試合に集中しろって話よ。