プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
7、スーパースターじゃなくても
十月最後の日曜日、昨日行われた地方大会の二回戦を勝ち抜いたうちのチーム、たったいま県立球場で三回戦目の真っ最中。
今日もヒットは出ているものの、相手チームは守りが堅いチームで、なかなか得点には繋がらず、ついに最終回まできてしまった。
九回裏、1-1。
攻撃は相手側で、ツーアウトランナー三塁。
ここで一発でも出れば、サヨナラ負け。
この回をしっかり守りきれば、延長戦。
そんな全く気の抜けない状況の中で、みのるがフォアボールを出して、ランナー1、3塁になってしまった。
さすがにこの状況、一輝くんが審判にタイムをもらって、内野手のみんながマウンドのみのるの元へと集まる。
マウンドに集まる内野手たちがグローブで口元を隠しながら、何かを相談するなか、スポーツ用のサングラスをかけて足を組んだままの高田っちとともに、あたしもベンチの中からみんなを見守った。
今日もヒットは出ているものの、相手チームは守りが堅いチームで、なかなか得点には繋がらず、ついに最終回まできてしまった。
九回裏、1-1。
攻撃は相手側で、ツーアウトランナー三塁。
ここで一発でも出れば、サヨナラ負け。
この回をしっかり守りきれば、延長戦。
そんな全く気の抜けない状況の中で、みのるがフォアボールを出して、ランナー1、3塁になってしまった。
さすがにこの状況、一輝くんが審判にタイムをもらって、内野手のみんながマウンドのみのるの元へと集まる。
マウンドに集まる内野手たちがグローブで口元を隠しながら、何かを相談するなか、スポーツ用のサングラスをかけて足を組んだままの高田っちとともに、あたしもベンチの中からみんなを見守った。