プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
1、友達でも許せないこと
秋の大会も終わり、12月に入ると、ついに野球にとって長いオフシーズンとなった。
高野連の規定により、これから三月までは一切の対外練習試合が禁止。
夏からのうちは、高田っちの定年までに培った人脈で色んな高校のチームと練習試合をさせてもらった。
だけど、これからはオフシーズンのため試合禁止、ただひたすら練習するしかできない。
試合がないからとだらけないように、かつ練習し過ぎでケガをしないように。このオフシーズンの過ごし方ひとつで、春までにどれだけチーム力を上げられるか違ってくるよね。
そんなモチベーションを保つのが難しいオフシーズンに入ったばかりの12月最初の土曜。
「はい!全員ちゅうもーく!俺からの報告があります!」
相変わらずチャラい私服に着替えた敦士が、椅子から立ち上がり、手をパンと叩いてみんなの注意をひいた。
それから、ミッチーちょっときて、と理穂を手招き。
うわ、もう報告聞かなくても大体分かっちゃったわ。
敦士に寄りそう理穂を見て、全てを察したあたしは興味をなくして、部活の日誌の続きを書き出した。
高野連の規定により、これから三月までは一切の対外練習試合が禁止。
夏からのうちは、高田っちの定年までに培った人脈で色んな高校のチームと練習試合をさせてもらった。
だけど、これからはオフシーズンのため試合禁止、ただひたすら練習するしかできない。
試合がないからとだらけないように、かつ練習し過ぎでケガをしないように。このオフシーズンの過ごし方ひとつで、春までにどれだけチーム力を上げられるか違ってくるよね。
そんなモチベーションを保つのが難しいオフシーズンに入ったばかりの12月最初の土曜。
「はい!全員ちゅうもーく!俺からの報告があります!」
相変わらずチャラい私服に着替えた敦士が、椅子から立ち上がり、手をパンと叩いてみんなの注意をひいた。
それから、ミッチーちょっときて、と理穂を手招き。
うわ、もう報告聞かなくても大体分かっちゃったわ。
敦士に寄りそう理穂を見て、全てを察したあたしは興味をなくして、部活の日誌の続きを書き出した。