プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
あたしの答えに満足そうに微笑むと、秀は軽くあたしをハグする。

それから理穂の方にもいこうとしてたのは、敦士にブロックされてたけど、最後にはみんなで笑顔で別れた。





あたしの家まで送ってくれるという二人。
理穂と手をつないで、夜道を歩く。


「にっしー、すごくね?
銀月館の加藤秀徳にコクられてなかった?」


思い出したようにあたしの方をチラリとみた敦士に、理穂もコクコクとうなずく。


「告白......、でもないよ。
理穂もナンパしてたじゃんあいつ」

「たしかに......。
つか、どんな関係なんだお前ら」


あたしと秀の関係?
幼なじみ?親友?家族?

色々考えてはみても、そのどれもがあたしたちの関係を一言で言い表すことができない。


「加藤秀徳と西川みどり。
それ以上でもそれ以下でもない。

あたしたちのコンビは、最強なの」


秀といると、強くなれる。
最強のあたしでいれる。

一輝くんは......。
一輝くんのことを考えると、あたしは......。


一輝くんのことを考えると少しだけ憂鬱になって、つないでいる理穂の手に、自然と力が入った。
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