プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
「みどりは卒業したらどうするの?」

「卒業したら?とりあえず大学かな?」


聞き返されたのでそう答えるけど、メジャー挑戦に比べるとものすごく平凡に感じる。

だけどまあ、特別やりたいことがあるわけでもないし、大学に行っといて損はないだろうし、今はこれが最善よね。


「なにかやりたいことがあるの?」

「特にないけど、まあ大学行ってから考えるよ」


ふーんと納得したように頷いている秀を横目で見ながら、お茶を飲んでいると、秀はさりげなくあたしと目を合わす。


「そっか、じゃあさ、やりたいことが特にないのなら、俺と一緒にアメリカ行かない?」

「は......?一緒にって、あたしがアメリカに留学とかそういう意味?それとも、」

「だから、俺たち結婚しない?
さっき寂しくなるって言ってくれたよね?」


そこのコンビニ寄ってもいい?みたいなノリで言われた言葉に、コントみたいに思いっきりお茶を吐き出してしまった。

ほんとこいつ、予測不可能過ぎる。


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