プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
「ありがとうございましたっ!」
試合前のシートノックが終わり、キャプテン敦士の号令でグラウンドに頭を下げる。
うわ、やばっ、ここでまさかの大失態。
ボールを入れるバッグのチャックを閉め忘れていたため、頭を下げたと同時にゴロゴロゴローっと豪快にバッグから中身が全部出てしまった。
ああもう、アホ過ぎて泣ける。
自分のアホさを嘆いていると、横にいた一輝くんと目が合う。
それから一輝くんは地面に散らばったボールを見て、何も言わずにベンチに戻っていってしまった。
え?なにそれ?
それはひどくない?
フツー気づいたなら手伝ってくれるよね?
気づいてて明らかにムシした一輝くんに呆然となってしまったけど、ひとまずしゃがんでボールを集める。
一緒に拾ってくれた一年生にお礼を言いながらも、一輝くんへのイライラが募っていく。
やっぱり何か一言言ってやらないと気がすまない!
自分も態度悪かったことを棚に上げ、怒りを募らせたあたしは、ボールを集め終えた後に、一輝くんのもとへと走った。
試合前のシートノックが終わり、キャプテン敦士の号令でグラウンドに頭を下げる。
うわ、やばっ、ここでまさかの大失態。
ボールを入れるバッグのチャックを閉め忘れていたため、頭を下げたと同時にゴロゴロゴローっと豪快にバッグから中身が全部出てしまった。
ああもう、アホ過ぎて泣ける。
自分のアホさを嘆いていると、横にいた一輝くんと目が合う。
それから一輝くんは地面に散らばったボールを見て、何も言わずにベンチに戻っていってしまった。
え?なにそれ?
それはひどくない?
フツー気づいたなら手伝ってくれるよね?
気づいてて明らかにムシした一輝くんに呆然となってしまったけど、ひとまずしゃがんでボールを集める。
一緒に拾ってくれた一年生にお礼を言いながらも、一輝くんへのイライラが募っていく。
やっぱり何か一言言ってやらないと気がすまない!
自分も態度悪かったことを棚に上げ、怒りを募らせたあたしは、ボールを集め終えた後に、一輝くんのもとへと走った。