プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
「だから、嫌じゃなかったってば。
本気で嫌だったら、殴り飛ばしてるし」


確かにいつもと違う一輝くんにちょっとばかしびっくりはしたけども、そんなにあたしのことを求めてくれてるんだと思ったら素直に嬉しいし。

ちゃんと愛を感じたから、いいの。

どんな一輝くんでも受け入れる覚悟はもうできている。


「無理矢理は嫌だけど、強引なのはそんなヤじゃない、かも。ていうか、一輝くんならなんでもいい、よ」


て、何言ってんだあたし。

言ってしまった後に変なこと言ったかなと急に恥ずかしくなって、さっと布団で顔を隠す。


「あたしが言いたいのはね、つまり、えっと。
なんかね、今すっごく幸せ。幸せ過ぎてヤバイ」


一輝くんとまたこうなれるなんて夢にも思わなかったから、幸せ過ぎてこれが現実だって信じられない。


一輝くんが好き、すっごく好き。

他の男にされたら、ふざけんなって殴り飛ばしたくなるようなことでも、一輝くんなら全部嬉しい。


なんだか一輝くんの顔が見れなくて、より深く布団の中にもぐった。
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