プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
4、幼なじみなあたしたち
ーーー5月。
GWも、あたしも弟の裕貴のとこも野球部は休みなく練習があったけれど、一日だけ午前練習だった日の昼下がり。
久しぶりに幼なじみの加藤家一家と夕ごはんでもってことで、ごはんの前にあたしの家に集まった。
大人たちはリビングでくつろぎ、幼なじみ四人はあたしの部屋。
「それじゃ、私お菓子でも買ってくるね。
みんなもなにかいるものある?」
なにかお菓子でも買ってこようかという、あたしとは見た目も性格も正反対のおとなしめで、清楚で気の利く、ひとつ年下のみこ。
「俺もついていくよ」
みこが立ち上がると、即座に後を追う裕貴。
「ごゆっくり~」
絶賛片思い中の弟に、ニヤけた視線を送ると、視線だけで殺されそうな目でにらんできた。ほんっとに可愛くない。
GWも、あたしも弟の裕貴のとこも野球部は休みなく練習があったけれど、一日だけ午前練習だった日の昼下がり。
久しぶりに幼なじみの加藤家一家と夕ごはんでもってことで、ごはんの前にあたしの家に集まった。
大人たちはリビングでくつろぎ、幼なじみ四人はあたしの部屋。
「それじゃ、私お菓子でも買ってくるね。
みんなもなにかいるものある?」
なにかお菓子でも買ってこようかという、あたしとは見た目も性格も正反対のおとなしめで、清楚で気の利く、ひとつ年下のみこ。
「俺もついていくよ」
みこが立ち上がると、即座に後を追う裕貴。
「ごゆっくり~」
絶賛片思い中の弟に、ニヤけた視線を送ると、視線だけで殺されそうな目でにらんできた。ほんっとに可愛くない。