プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
一輝くんが秀に何か答えようとしてたみたいだったけど、試合中に相手校の選手に話しかけていた秀が審判から注意されて、引き離されたことにより、それは不可能になった。
「試合中に何話してたんだろうね?」
「うーん......、あ、ねぇ森村。
読唇術使えるんだよね?一輝くんたちが何話してたかわかる?」
「え?何か話してたんすか?
すんません、全く見てませんでした」
そういえば、と思い立ってベンチの森村に聞いてみたけど、肝心なところで役に立たない。
ヒット打っても自滅してアウトになるし、ほんとつかえないやつ。
内心どころか、口に出して森村に舌打ち。
森村がなんかいってたけど、もちろん全力でスルー。
「ストライク!」
「ファウル!」
「ボール」
「ファウル!」
「ボール!」
「ファウル!」
「ファウル!」
「いいぞ一輝!粘れ!」
ストライクに追い込まれてから、これでファウル何度目になるのか、一輝くんもなかなか粘っている。
でも、なんか......、タイミング合ってないような?
完全にあとひとりムードの銀月館に、最後まで粘る一輝くんに、チームメイトの熱い声援。
複雑な気持ちでそれを見るなか、タイミングをずらされているというよりも、自分のスイングができていない一輝くんの様子が気にかかる。
「試合中に何話してたんだろうね?」
「うーん......、あ、ねぇ森村。
読唇術使えるんだよね?一輝くんたちが何話してたかわかる?」
「え?何か話してたんすか?
すんません、全く見てませんでした」
そういえば、と思い立ってベンチの森村に聞いてみたけど、肝心なところで役に立たない。
ヒット打っても自滅してアウトになるし、ほんとつかえないやつ。
内心どころか、口に出して森村に舌打ち。
森村がなんかいってたけど、もちろん全力でスルー。
「ストライク!」
「ファウル!」
「ボール」
「ファウル!」
「ボール!」
「ファウル!」
「ファウル!」
「いいぞ一輝!粘れ!」
ストライクに追い込まれてから、これでファウル何度目になるのか、一輝くんもなかなか粘っている。
でも、なんか......、タイミング合ってないような?
完全にあとひとりムードの銀月館に、最後まで粘る一輝くんに、チームメイトの熱い声援。
複雑な気持ちでそれを見るなか、タイミングをずらされているというよりも、自分のスイングができていない一輝くんの様子が気にかかる。