プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
「野球なんてムダなことに時間使うよりも、勉強してた方がよっぽど有意義だと思ったから、野球やめたんだよ。
一生懸命やったところで、確実に甲子園行けるわけじゃない。甲子園行ったところで、一握りの人しかプロにいけない。プロに行ったとしても、成功する人はごくわずかだ。
どうせ僕なんかが、努力したってムダだよ。
それよりも、今勉強しておいて、いい大学いって、いい会社に就職した方が、よっぽどいい」
淡々と声色も変えずに、参考書の問題を解き続ける榎本実の話を聞いていたら、無性にイラっときた。
怒りが押さえきれず、立ち上がって机をバンと叩けば、ようやくこちらを見る榎本実。
「ちょっと!そんな言い方ないんじゃない?
じゃあ甲子園に行けなかったら、野球やってもムダだって言うの?そんなことないでしょう!」
別にこいつの生き方を否定しているわけじゃない。
こいつがそれで有意義だと思えば、別にいい。
野球やめようが、ガリ勉しようが、個人の自由だし。
だけど、甲子園に行けなければムダみたいな、一勝もできないチームはムダみたいな、人の生き方まで否定するような言い方はちょっと許せない。
一生懸命やったところで、確実に甲子園行けるわけじゃない。甲子園行ったところで、一握りの人しかプロにいけない。プロに行ったとしても、成功する人はごくわずかだ。
どうせ僕なんかが、努力したってムダだよ。
それよりも、今勉強しておいて、いい大学いって、いい会社に就職した方が、よっぽどいい」
淡々と声色も変えずに、参考書の問題を解き続ける榎本実の話を聞いていたら、無性にイラっときた。
怒りが押さえきれず、立ち上がって机をバンと叩けば、ようやくこちらを見る榎本実。
「ちょっと!そんな言い方ないんじゃない?
じゃあ甲子園に行けなかったら、野球やってもムダだって言うの?そんなことないでしょう!」
別にこいつの生き方を否定しているわけじゃない。
こいつがそれで有意義だと思えば、別にいい。
野球やめようが、ガリ勉しようが、個人の自由だし。
だけど、甲子園に行けなければムダみたいな、一勝もできないチームはムダみたいな、人の生き方まで否定するような言い方はちょっと許せない。