プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
翌日、放課後。
「ごめん!遅れちゃった!」
体育委員の集まりで、部活の始まる時間に遅れたあたしはグラウンドを走る。
二人一組でTバッティングをしている部員たちから外れ、部室の近くで投球練習をしている二人が目に入った。
ブルペン、ていうか草むら?で、防具をつけた一輝くんに、大きく振りかぶり投げているのは......、榎本実?
今日はメガネをしていないみたいだけど、間違いない。
てことは、ピッチャーやる気になったの?
しかもブランクがあるとはとても思えない速さの球を投げている。
「敦士!アンタどうやって榎本実を落としたのよ!」
あのかたくななに拒否ってた榎本実が、ピッチャーやる気になったのは、まあ間違いなく敦士のおかげだろう。
一年生とTバッティングをしている最中の敦士のところに走り、ブルペンを指差す。
「ごめん!遅れちゃった!」
体育委員の集まりで、部活の始まる時間に遅れたあたしはグラウンドを走る。
二人一組でTバッティングをしている部員たちから外れ、部室の近くで投球練習をしている二人が目に入った。
ブルペン、ていうか草むら?で、防具をつけた一輝くんに、大きく振りかぶり投げているのは......、榎本実?
今日はメガネをしていないみたいだけど、間違いない。
てことは、ピッチャーやる気になったの?
しかもブランクがあるとはとても思えない速さの球を投げている。
「敦士!アンタどうやって榎本実を落としたのよ!」
あのかたくななに拒否ってた榎本実が、ピッチャーやる気になったのは、まあ間違いなく敦士のおかげだろう。
一年生とTバッティングをしている最中の敦士のところに走り、ブルペンを指差す。