絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②
7DAYSゲーム
あたしと優也さんはスーツの男から受け取った封筒を持ち、《mother》の敷地内から外へ出た。
その場で立ち止まり、大きく深呼吸を繰り返す。
血なま臭さのない外の空気を吸うのが何日ぶりかのように感じられる。
だけど、あたしたちのやらなきゃいけない事が終わったわけではない。
次のゲームをクリアしなければ、この首輪は外れない。
あたしと優也さんは手を握り直した。
共にこの建物から脱出した者同士、強く結ばれている。
そんな気がする。
「とにかく、これから作戦会議に移ろう」
「うん」
あたしは優也さんの言葉に頷いた。
《mother》の中でも状況を冷静に判断し、一緒に生き残る方法を探してくれた優也さんは頼りになる。
あたしは優也さんに手を引かれるまま歩き出した。
《mother》の見慣れた風景が、くすんだ灰色にみえる。
花も木も、人々の笑い声さえ、全部作り物にみえてしまう。
その場で立ち止まり、大きく深呼吸を繰り返す。
血なま臭さのない外の空気を吸うのが何日ぶりかのように感じられる。
だけど、あたしたちのやらなきゃいけない事が終わったわけではない。
次のゲームをクリアしなければ、この首輪は外れない。
あたしと優也さんは手を握り直した。
共にこの建物から脱出した者同士、強く結ばれている。
そんな気がする。
「とにかく、これから作戦会議に移ろう」
「うん」
あたしは優也さんの言葉に頷いた。
《mother》の中でも状況を冷静に判断し、一緒に生き残る方法を探してくれた優也さんは頼りになる。
あたしは優也さんに手を引かれるまま歩き出した。
《mother》の見慣れた風景が、くすんだ灰色にみえる。
花も木も、人々の笑い声さえ、全部作り物にみえてしまう。
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