絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②
お昼を過ぎた今お客さんは少なくて、男性の姿は3人ほどしか見られない。
優也さんがトイレから戻ってきた後、男子トイレから出て来た人はいない。
つまり、珍しくトイレが混んでいたと言うのは嘘なのだ。
あたしは優也さんの後ろをついて歩きながら、そのズボンのポケットを見た。
乱雑に押し込まれている茶色い封筒が、少しはみ出て見えている。
間違いない。
優也さんはトイレで封筒の中身を再確認していたのだ。
これから自分がどう動けばいいか、考えているのだろう。
どっちにしろ、あたしにその封筒の中身を確認する手段はない。
素直に『見せて』と言っても、きっと無理だろう。
だから、考えるしかないんだ。
優也さんが今までとってきた行動すべてを思い出し、そして見つけ出すんだ……。
優也さんがトイレから戻ってきた後、男子トイレから出て来た人はいない。
つまり、珍しくトイレが混んでいたと言うのは嘘なのだ。
あたしは優也さんの後ろをついて歩きながら、そのズボンのポケットを見た。
乱雑に押し込まれている茶色い封筒が、少しはみ出て見えている。
間違いない。
優也さんはトイレで封筒の中身を再確認していたのだ。
これから自分がどう動けばいいか、考えているのだろう。
どっちにしろ、あたしにその封筒の中身を確認する手段はない。
素直に『見せて』と言っても、きっと無理だろう。
だから、考えるしかないんだ。
優也さんが今までとってきた行動すべてを思い出し、そして見つけ出すんだ……。