絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②
《・チケットは必ず奴隷候補に手渡しすること。
・チケットをより多くの奴隷候補に渡した者が勝ちとする》
あたしは下に書かれている注意事項を何度も読み直した。
これもうすうす気が付いていたことだったけれど、はやりそうだったのだ。
このゲームでも勝つのは1人だけ。
2人一緒になんて、最初からあり得なかった。
チケットをにせ物にしたのは、あたしが勝ってしまわないための細工だったのだ。
あたしは優也さんのスマホを操作し、5人の女性にメッセージを送った。
《そこに立っているハイネックの女の子からチケットを貰い、中へ入ってくれ》
優也さんのスマホをカバンに隠して待っていると、《mother》の前で待っていた女性たちがあたしに気が付いて近づいてきた。
「こんにちは。あたしたち優也君に誘われて来たんだけど」
茶髪でいかにも遊んでいそうな女性がそう声をかけてくる。
・チケットをより多くの奴隷候補に渡した者が勝ちとする》
あたしは下に書かれている注意事項を何度も読み直した。
これもうすうす気が付いていたことだったけれど、はやりそうだったのだ。
このゲームでも勝つのは1人だけ。
2人一緒になんて、最初からあり得なかった。
チケットをにせ物にしたのは、あたしが勝ってしまわないための細工だったのだ。
あたしは優也さんのスマホを操作し、5人の女性にメッセージを送った。
《そこに立っているハイネックの女の子からチケットを貰い、中へ入ってくれ》
優也さんのスマホをカバンに隠して待っていると、《mother》の前で待っていた女性たちがあたしに気が付いて近づいてきた。
「こんにちは。あたしたち優也君に誘われて来たんだけど」
茶髪でいかにも遊んでいそうな女性がそう声をかけてくる。