絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②
《mother》の中にさっきの女性たちの姿はすでになかった。
どこかへ連れて行かれたのだろう。
観光客や、一般の人たちでにぎわっている。
「こっちだ」
黒スーツの男がそう言い、エレベーターへと向かう。
それは従業員専用と書かれていて、パスワードを入力しなければ動かないエレベーターだ。
黒スーツの男が素早くパスワードを入力すると、そのドアは簡単にひらいた。
医療現場で使われているような広いエレベーターの中は全面鏡になっていて、自分の姿4方に映っていた。
それは最後の鏡の迷路の部屋を思い出させて、一瞬目の前で血が飛び散ったように見えた。
エレベーターはほとんど音もたてず動き、そしてどこかの階に到着した。
スッと扉が開かれた……その瞬間、歓声が沸き起こっていた。
どこかで見た事のある風景の中にあたしが立っている。
丸い形をした格闘場……コロッセオだ……。
その特等席とも言える観客席にエレベーターは通じていたのだ。
「どうだ。いい眺めだろう」
エレベーターの中から出た黒スーツの男が、振り返ってそう言う。
あたしはエレベーターから一歩外へ足を踏み出した。
どこかへ連れて行かれたのだろう。
観光客や、一般の人たちでにぎわっている。
「こっちだ」
黒スーツの男がそう言い、エレベーターへと向かう。
それは従業員専用と書かれていて、パスワードを入力しなければ動かないエレベーターだ。
黒スーツの男が素早くパスワードを入力すると、そのドアは簡単にひらいた。
医療現場で使われているような広いエレベーターの中は全面鏡になっていて、自分の姿4方に映っていた。
それは最後の鏡の迷路の部屋を思い出させて、一瞬目の前で血が飛び散ったように見えた。
エレベーターはほとんど音もたてず動き、そしてどこかの階に到着した。
スッと扉が開かれた……その瞬間、歓声が沸き起こっていた。
どこかで見た事のある風景の中にあたしが立っている。
丸い形をした格闘場……コロッセオだ……。
その特等席とも言える観客席にエレベーターは通じていたのだ。
「どうだ。いい眺めだろう」
エレベーターの中から出た黒スーツの男が、振り返ってそう言う。
あたしはエレベーターから一歩外へ足を踏み出した。