絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②
未来へ
6月15日、月曜日。
朝が来た。
あたしはベッドの上から窓の外を見た。
良く晴れていて、小鳥の鳴き声が聞こえてくる。
あれから2日が経ったなんて信じられなかった。
今でも首に触れるとあの首輪があるんじゃないかと思うけれど、そこに冷たい金属はもうなかった。
あたしはベッドから起き上がりクローゼットを開けた。
中に入れられていたハイネックのセーターは知らない間に回収され、見慣れた服しかかかっていない。
あたしは制服に袖を通した。
優也さんが死んだあの日、あたしの胸にはポッカリと穴があいたような感じがしていた。
恋人を失った悲しみとはまた違う、何かだ。
あたしはろくに朝食もとらず、ダラダラと歩いて学校へと向かった。
いつもと変わらない日常が今日から始まる。
それはずっと望んでいたことだった。
朝が来た。
あたしはベッドの上から窓の外を見た。
良く晴れていて、小鳥の鳴き声が聞こえてくる。
あれから2日が経ったなんて信じられなかった。
今でも首に触れるとあの首輪があるんじゃないかと思うけれど、そこに冷たい金属はもうなかった。
あたしはベッドから起き上がりクローゼットを開けた。
中に入れられていたハイネックのセーターは知らない間に回収され、見慣れた服しかかかっていない。
あたしは制服に袖を通した。
優也さんが死んだあの日、あたしの胸にはポッカリと穴があいたような感じがしていた。
恋人を失った悲しみとはまた違う、何かだ。
あたしはろくに朝食もとらず、ダラダラと歩いて学校へと向かった。
いつもと変わらない日常が今日から始まる。
それはずっと望んでいたことだった。