絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②
「みなさま始めまして。マスターと言います。
この梅田高校には素晴らしい人材がそろっているかもしれないと推測し、今回《mother》の作りだしたゲームの参加高校として選ばれました」
黒スーツの声にざわめきが大きくなる。
あたしは自分の体の芯が震えるのがわかった。
ぽっかりと開いていた部分が徐々に埋まって行く。
「このゲームでの勝者は将来《mother》内での職を自由に選ぶことのできる特典を付けます」
「まじかよ!?」
「どうせ冗談でしょ? そんなことできるわけないじゃん」
「ゲームってなんだよ、早く説明しろ!!」
そんな声が飛ぶ中、あたしは体育館の周囲が分厚い壁に覆われて行くのを見ていた。
完全に封鎖されていく体育館に、ゾクゾクと体がうずく。
なんだろう、この感覚は。
これから体育館の中で生死をかけた戦いが始まる。
そうわかっているのに……あたしは笑っていた。
日常とは違う、非日常へ。
命をかけた戦いは生きていると実感できる。
この梅田高校には素晴らしい人材がそろっているかもしれないと推測し、今回《mother》の作りだしたゲームの参加高校として選ばれました」
黒スーツの声にざわめきが大きくなる。
あたしは自分の体の芯が震えるのがわかった。
ぽっかりと開いていた部分が徐々に埋まって行く。
「このゲームでの勝者は将来《mother》内での職を自由に選ぶことのできる特典を付けます」
「まじかよ!?」
「どうせ冗談でしょ? そんなことできるわけないじゃん」
「ゲームってなんだよ、早く説明しろ!!」
そんな声が飛ぶ中、あたしは体育館の周囲が分厚い壁に覆われて行くのを見ていた。
完全に封鎖されていく体育館に、ゾクゾクと体がうずく。
なんだろう、この感覚は。
これから体育館の中で生死をかけた戦いが始まる。
そうわかっているのに……あたしは笑っていた。
日常とは違う、非日常へ。
命をかけた戦いは生きていると実感できる。