絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②
《つまりね、朱里ちゃんは奴隷に相応しそうな相手に直接『奴隷になって下さい』なんて、言う必要はないって事だよ》
「本当ですね!」
あたしは思わず声が大きくなった。
奴隷になる事を言わなくていいのなら、チケットを渡せる可能性は出てくる。
《なるべく、朱里ちゃんの周りで興味がある事、流行っている事を話題に出すようにするんだ。人気アイドルでも、ゆるキャラでもなんでもいい。
その人気者が《mother》の建物内でイベントを行う。そう説明すれば、チケットは簡単に渡せるはずだ》
なるほど。
あたしは眠気が一気に吹き飛んで行くようだった。
さっきまでの体の疲れも、今はなんだか心地よい。
「すごいです、優也さん!!」
《ありがとう。それでなんだけど、チケットは今俺が持っている》
「あ……」
そうだった。
スーツの男から封筒を受け取ったのは優也さんだ。
優也さんはそのままチケットを持って帰ってしまった。
「本当ですね!」
あたしは思わず声が大きくなった。
奴隷になる事を言わなくていいのなら、チケットを渡せる可能性は出てくる。
《なるべく、朱里ちゃんの周りで興味がある事、流行っている事を話題に出すようにするんだ。人気アイドルでも、ゆるキャラでもなんでもいい。
その人気者が《mother》の建物内でイベントを行う。そう説明すれば、チケットは簡単に渡せるはずだ》
なるほど。
あたしは眠気が一気に吹き飛んで行くようだった。
さっきまでの体の疲れも、今はなんだか心地よい。
「すごいです、優也さん!!」
《ありがとう。それでなんだけど、チケットは今俺が持っている》
「あ……」
そうだった。
スーツの男から封筒を受け取ったのは優也さんだ。
優也さんはそのままチケットを持って帰ってしまった。