絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②
あたしはキッチンのテーブルに置かれている小さなカレンダーに目をやった。
7月8日。
今日は学校へ行く日だ。
今日から、本格的にあたしと優也さんの計画は始まる。
あたしはペットボトルの蓋をキュッと閉めて、冷蔵庫へ戻した。
まずはある程度誰を選ぶのかを決めておこう。
学校へ行ってから迷っていては、奴隷候補の行動をよく観察することもできないまま1日が終わってしまう。
全校生徒の人数は400人だけれど、その中から選ぶのは正直言って困難だ。
全員を把握することなんてできないし、見知らぬ生徒からチケットを貰っても当日に来てくれない人もいるだろう。
だとしたら、やっぱり……。
あたしは自分の部屋に戻り、机に座った。
引き出しの中からクラス写真を取り出す。
「クラスメートの中から、3人は選んでおきたい……」
あたしは小さく呟いた。
7月8日。
今日は学校へ行く日だ。
今日から、本格的にあたしと優也さんの計画は始まる。
あたしはペットボトルの蓋をキュッと閉めて、冷蔵庫へ戻した。
まずはある程度誰を選ぶのかを決めておこう。
学校へ行ってから迷っていては、奴隷候補の行動をよく観察することもできないまま1日が終わってしまう。
全校生徒の人数は400人だけれど、その中から選ぶのは正直言って困難だ。
全員を把握することなんてできないし、見知らぬ生徒からチケットを貰っても当日に来てくれない人もいるだろう。
だとしたら、やっぱり……。
あたしは自分の部屋に戻り、机に座った。
引き出しの中からクラス写真を取り出す。
「クラスメートの中から、3人は選んでおきたい……」
あたしは小さく呟いた。